短刀  宗明  (久保田宗明)


          長さ28.4cm   反り0.5cm   元幅2.9cm   元重0.6cm









 宗明は仙台藩支藩田村氏の城下町、一関(現岩手県)の藩抱え鉄砲鍛冶、久保田良蔵の嫡男として天保二年に生まれ、のち藩命によって出府し、刀工として固山宗次の門人となり、安政四年二十七歳で郷里に戻る。特に当時より切れ味に定評があり、のちに明弘・久治・正直・明国・盛武・正明などの門人を育てている。
 本刀は宗明入魂の一刀で、造り込みはほぼ同時代の清麿らにもみられる「おそらく造」と呼ばれるものである。地鉄は板目肌よく詰み地沸付き、刃文沸出来の大互の目湾れが破綻無く焼かれ、刃中の沸、匂いの塩梅も絶妙である。
 健全で独特の造り込みは豪壮に映り、出来も良い。観賞価値充分な妙味ある一刀である。



             白鞘入      研磨済       日刀保保存刀剣鑑定書付         
価格50万円