刀  肥前住播磨大掾藤(以下切)(藤原忠国)(新刀上作・業物)


           長さ66.6cm     反り1.6cm     元幅2.9cm     元重0.5cm
 






↑練れて地景入る最上の地鉄




 初代忠国は相右衛門尉吉家の次男で鍋島支藩小城鍋島家に仕え、寛永十二年もしくは十三年頃播磨大掾を受領、新刀上作に位置する肥前でも特に著名な工の一人と言える。鍋島藩の格別の庇護もあり名作の遺例は多い。
 本刀は姿整った伸びやかな体配に、地鉄小板目良く練れ地底より清新な地沸豊かに湧いて潤い、常よりも一段と地景の目立つ活き活きとした地鉄。刃文は小沸深い中直刃、浅く湾れて匂口明るく、刃境微細な足・二重刃入りて焼刃に深味あり。昭和二十六年東京都登録。
 出来は優れ特に地鉄が俊逸、欠点も無く、水準高い同作中でも卓越した完成度を誇っている。

 
         白鞘入       上研磨済       日刀保保存刀剣鑑定書付       売約済